あなたは絶対に留年してはならない。絶対にだ。
タイトルを見て「どうせ親御さんが稼いだ大切なお金なのだから、とか言うんだろ」と思って来たあなた。
大間違いです。
もちろん親御さんの稼いだ大切なお金なのは間違いないです。ですが、それだといまいち実感がないですよね。ありがたいのは間違いないですけどありがたみを感じるのはなかなか難しい。
それでは、どうして「絶対に」留年してはいけないのでしょう。
実感が沸きやすいように、「あなたがお金を失う」という観点から解説しましょう。
留年だけは絶対に避けなければいけない理由
ちょっと考えてみましょう。
あなたが1年留年したとします。それによって失うお金はいくらでしょうか。
「そんなの簡単だよ。1年分の学費だから50〜100万くらいでしょ」
いいえ。違います。
1年留年するということは卒業が1年遅れるということです。さらに言うなら、社会に出るのが1年遅くなるということです。
「いや、でもその程度だったら……」
まだ分かりませんか?
この図を見てください。
あなたが失うのは退職する前の1年で稼ぐはずだった年収です。
企業に勤め上げた場合の最後の1年の年収は、大卒の場合800万円程度。大企業なら2000万円ほどになります。
あなたは800万円を、1年の留年で失うのです。
これはなんとしても回避しないとマズい。
ならば、どうすべきか
「なんとなく、試験前に頑張るよ」
そうではないのです。それではダメです。
もっと詳細に、「この科目は試験2週間前になったらあいつにノートをもらって、この科目はレポートだからある程度ちゃんと書こう」と決めておくことが大切です。
「なんとなく」で試験期間に突入し、どうにもならなくなって留年、というケースをたくさん見てきました。
一方、不真面目なりにきちんとプランを作って試験に臨んだ人は成績が良くないとはいえ、絶対に留年しないラインをちゃんと取っていきます。
そうです。「授業にも出てないし、ワンチャン留年だ」というあなたがやるべきことはいますぐにノートを借りる友達を見つけておくことです。
きちんと対策を練るのです。
まとめ
もちろん、留学などで休学するケースもあるでしょう。休学や留年が悪と断定するのは問題です。
どうしてもやりたいことがあって留年、という場合、その1年は無駄にはなりません。そこで得たモノが莫大な価値を生むケースは少なくないからです。
ですが、「何となく面倒だったから」という理由は800万円以上の価値がありますか。
ないのなら、全力で留年を回避してください。