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どうして企業は誰にでも「リーダー経験」を求めるのか

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「リーダーシップがある」ということをアピールするために、「サークルで代表をやってた」「イベントを運営していた」と自己紹介する人がいます。

リーダー経験があるとアピールするのは就活において有効な戦略の一つです。

でも、そもそもどうして企業はリーダーシップというものを重視するのでしょう。

ちょっと考えてみればおかしな話です。入社した後は誰も彼もがリーダーになるわけではありません。

大半の人間は平社員で、上司の指示に従って(逆らわずに)動くことが期待されています。新入社員はなおさらです。

それなら「サークルでヒラをやっていたので人の下で働くことには自信があります」とか「バイトなのに1週間に3日はフルタイム勤務していました」みたいな自己紹介でも大丈夫そうではないですか?

リーダー経験の有無はどこに利いてくるか

それでは、リーダー経験の有無はどこに利いてくるのでしょう。

実際に課長や部長になったときに部下に的確な指示を出せるかどうか?

確かにリーダーになったことがない人がいきなりリーダーをやれと言われたら戸惑ってしまうでしょう。

ですが、実際はもっと早くから差が出てくるのです。

いつからか?

実は、入社直後からです。

リーダー経験の無い人は足を引っ張る

リーダーをやったことがある人はリーダーの大変さが分かっています

あなたは飲み会の幹事をやったことがありますか? 高校時代に学級委員をやったことは?

飲み会の幹事は、全員の希望の日程を聞き、予約を入れ、当日みんなを案内し、乾杯の音頭を取り、2次会の場所を発表し、2次会に案内し、解散まで責任を持ちます。大変な仕事です。

「飲み会いつがいいですか? 希望の日程をメールして下さい」なんて言ってもすぐに送ってくれる人はせいぜい2割。締切ぎりぎりに送ってくるのが6割。そもそも2割の人は「ごめん、見てなかったわ笑」なんて言って予定を教えてくれません。

しかも、そういう人に限って「え、この日は無理なんだけど。マジ無いわ」なんて文句を言ったりしますね。

飲み会の幹事をやったことがある人は、この苦労が分かっています。

だから、幹事をやったことがない人に比べて幹事に優しくなります。協力的になります。

幹事をやったことがない人、すなわち「リーダーになったことがない人」こそが足を引っ張るのです。

だからこそ、企業はリーダー経験を大事にする

人の下で働いているときはリーダーの苦労を考えて行動することができ、人の上に立ったら経験を活かして的確な指示を出せる。

こんな人材を企業が欲しがらないワケがありません。

リーダー経験がある人材とリーダー経験のない人材、2人並んでいたら企業がどちらを採用するか、明らかでしょう。

なら、どうすればいいのか

「まずは、リーダーになりましょう」そんなことを言われても困ってしまいますね。突然リーダーになんてなれるわけもありません。

それなら、まずやるべきことは「リーダーの気持ちを考える癖をつける」ということ。

飲み会の例がわかりやすいですね。すぐに連絡をする2割になるのです。

その積み重ねこそが信頼を生みます。そうして、何かプロジェクトがあったら「それ、私がやってもいいかな?」と立候補しましょう。

「就活のためにリーダーをする」そんな小さなレベルの話ではありません。リーダー経験の有無は今後の人生の至る所に関わってくるのです。

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