【大学生】本当に必要なクレジットカード、1枚選ぶならこれだ。
大学生になったからクレジットカードを持ってみたい、という人は多いと思います。
クレジットカードは便利です。現金を持ち歩かなくてすむし、ネットショッピングなども自由自在。急にお金が必要になっても「え、いま持ち合わせが……」なんてことにもなりません。
大学提携のカードを使えばこんなにお得! と書かれたパンフレットを読んでそのカードに申し込もうとしているあなた。
本当にそのカードで良いんですか?
ネット上で「おすすめ」とされているクレジットカードを作ろうとしているあなた。
本当にそのカードで大丈夫ですか? ちゃんと自分で考えましたか?
大学生になったのだから、他人に流される前に自分でよく考えてみましょう。
この記事では、あなたがクレジットカードに関して考えるお手伝いをします。
そもそも、大学生のうちにクレジットカードは作るべきか
なぜ大学生のうちにクレジットカードを作っておくべきだという人が多いのでしょうか。
よく考えれば、社会人の方がまとまったお金が必要な買い物は多いはず。それに比べて大学生がする買い物はほとんどが4桁。たまに5桁になることもありますが、珍しいです。
そのことを考えると大学生がクレジットカードを作る必要性は薄いです。
それでは、いったいどうして。
その答えは信用情報の積み重ねにあります。
クレジットカードの利用履歴は信用情報機関というところに保管されます。
JICCは代表的な信用情報機関の1つです。信用情報機関では契約状況情報や返済状況情報などを保管しています。
つまり、その人が「どのようにクレジットカードを使って」「どの程度きちんと返済したのか」を記録しているということです。
大学生のうちにクレジットカードを作るメリットの1つはこれです。
大学生のうちにクレジットカードを作り、小額の支払いを毎月こつこつ行う。それによって、返済実績を積み重ねて「きちんと返済できる人だ」と認識してもらうことこそが重要なのです。
社会人になるまでクレジットカードを作らない人は信用情報がゼロなので、それだけでクレジットカードの審査に落とされることすらあります。
クレジットカードは借金?
たしかに、クレジットカードは借金のように使う事ができます。それは紛れもない事実。
支払いを月末まで待ってもらえるので、好きなように買い物をして、支払期日ギリギリになって頑張ってバイトをしてなんとか支払額を口座に用意する。
このような使い方もできます。このような使い方をするなら、クレジットカードは絶対に作ってはいけません。
クレジットカードの正しい使い方は「口座に一月分以上の余裕があるときだけ使う」というものです。
たとえば毎月5万円ほどクレジットカードを使うとしましょう。
- 口座に2万円しかないのにクレジットカードを使う。
- 支払い日までになんとか6万円を口座に用意。
- 5万円引き落とされて口座には1万円。
- そして来月を迎える。
というのは間違った使い方です。正しい使い方は、
- 口座には8万円ある。
- 月末には5万円の支払いがある。
- でもバイトの給料が5万円入る。
- 口座残高は一瞬3万円まで落ち込む。
- 給料が振り込まれればすぐ元の金額に戻る。
というものです。重要なポイントは月初めでもその月の支払いが可能だというところです。
この場合、クレジットカードは借金にはなりません。きちんと使い方を考えて使うことこそが大切なのです。
誰にでもおすすめのカードはあるの?
人によってカードの使い方は違うので、一概に「これがおすすめ!」ということは出来ません。
ただ、ベストではないもののオールマイティーなカードというものは存在します。
その1つが三井住友VISAカード デビュープラス。
三井住友VISAカードの良いところは何と言ってもランクアップ。26歳になったときに自動的に「プライムゴールドカード」に切り替わるので、ずっと使い続けることができます。
多くの学生用カードが卒業した段階で特典が消えてしまうのに対し、ランクアップという形で使い続けることができるのが三井住友カードの良いところ。
ネットから簡単に申し込みができて、なおかつキャッシュバックがあるのも切実にお金が欲しい大学生には嬉しいですね。
他のカードはどうなの?
カードにはそれぞれ長所があります。楽天を使えば凄まじい勢いでポイントが貯まる楽天カード、海外旅行保証がたくさんつく学生専用ライフカードなど。
ターゲットにしている層はそれぞれのカードで違うので、使い方によってお得なカードは変わります。誰にでもお得なカードというものは存在しないのです。「誰にでもお得!」というのは真っ赤な嘘です。
また、カードをたくさん作りすぎるのも考えものです。管理ができなくなるので、三井住友カード+もう1枚の2枚にとどめておくのが良いでしょう。
1枚は持ち歩き、もう1枚は自宅において、メインカードをなくしたときに備えましょう。
まとめ
大学生のうちにクレジットカードを作るメリットは確かに存在します。しかし、大切なのは自分で必要かどうかを判断し、決めるということです。
カードを作る場合は作りすぎず、三井住友カードともう1枚に留めておきましょう。
枚数を増やすのは社会人になってからでも遅くありません。